中国鉄道旅行記2020 15日目
2020年1月22日(15日目)
中国旅行で絶対に行きたかった場所の1つにやってきた。
カルスト地形、上から見るか?下から見るか?
(中国・桂林。1・2枚目:漓江下り、3・4枚目:銀子岩) pic.twitter.com/qDlLmnkQUf
— 浜床丹出版(仮) (@Hamatokotan) January 26, 2020
地理の教科書にも載っている、カルスト地形で有名な桂林である。
市街地自体もカルスト地形の内にあり、あちこちに尖った山が聳えているのだが、教科書等の写真で良く見る地域は、市街地から50km以上も離れている。
いつものように、地図サイトで桂林市街地から川下りの乗船場までの行き方を検索し、川下りの時刻を調べ、乗船場から次の名所までの路線バスを……と暫くは自力で計画を立てようとしていたのだが、川下りの時間や料金を調べても信頼出来るサイトが見当たらず、上手いこと周遊出来る路線バスも無く(少なくとも名所を周回するバスのようなものは見当たらなかった)、困難を極めた。
そうしていたところ、ガイドブックやブログで何度か目にした「日帰りツアー」なる概念を思い出した。日本ではいつも自力で公共交通機関を酷使もとい駆使して旅程を立てているため、1回も利用したことが無かったのだが、一先ず中国の大手旅行予約サイトCtripで検索してみたところ、観光名所を回れる安価なツアーが沢山あった。
金額と内容を勘案した結果、川下り、銀子岩、旧市街と巡るツアーにした。乗船料や入場料全部込みで確か100元台、日本円で1、2千円台だった。非常に申し訳無くなる金額である。
桂林市街地を午前7時過ぎに出発。家族連れが多い。
まずは銀子岩という鍾乳洞へ。
見せ方も上手なのだろうが、にしても圧巻である。
(写真は上のツイートも参照。)
次は昼ご飯。ここはツアー代金に入っておらず自腹だった上に、全体的に観光地価格で高価だったため、他の家族連れが豪華なメニューを注文して賑やかにしている中、私は1人で安めのものを注文した。竹に入れて竹炭を燃やして炊いた、炊き込みご飯。
一旦バスを降りて、コースごとのバスに分乗。中国語リスニングに失敗して乗り間違えた。
そして待ちに待った灕江の川下り。
(写真は上のツイートも参照。)
正直なところ、桂林市街地に着いて、更にここまでの間、尖った山が点在している景色が続いており、また写真で何度も見た景色だったため、何も知らずに行った銀子岩の方が衝撃的だった。勿論、川の上から見るカルスト地形には大大大満足だったし、川下りそのものも楽しかったのだが。
最後は興坪の旧市街地。
目の前で搾ってくれるサトウキビのジュースが1杯10元(約160円)。日本では考えられない安さ。100杯くらい持って帰りたい。
すっっっごく美味しかったのに、半分くらい飲んだところで不注意で零した。
帰りのバスの車内では、ガイドがお土産を宣伝。ツアー代金は激安だったし、何より別コースのバスに乗ってしまい迷惑を掛けたということもあったので、私としては珍しく何か買おうというつもりだったのだが、試食で回ってきたものが全部不味かったので、申し訳無かったが何も買わなかった。現地価格としては比較的高価だったにもかかわらず、意外と他の人は皆購入していたので、若干気まずかった。
残った時間で桂林市街地を散策。
桂林まで来て川下りをしないのはそれはそれで勿体無いが、市街地の景色も充分綺麗である。
次は広州へ。