ソウルの駅 予習編

2017年10月31日

唐突ですが、ソウルの駅巡りをしてきましたのでこれから1日1駅ずつ上げていきます。
 

日本と鉄道の仕組みが異なりますので、知らなくても何とかなりますが、駅紹介の前に簡単な「予習」をしていただいてからご覧いただいた方が記事の内容がより良く分かると思いましたので、簡単に紹介させてくださいませ。と言っても私が巡ったのはソウルだけなので、その他の鉄道は余り詳しく説明出来ません。
又路線図に就きましては他のサイト(例えばKONESTのここから)をご覧ください。
 

 

―韓国の鉄道―
 
密度はそれほど高くありませんが、韓国にも鉄道網が敷かれています。日本との相違点を幾つか挙げていきます。
 

1.都市部を除き「普通列車」が殆ど存在しない
日本では全国全線に於いて、各駅に停車する普通列車が存在しているはずです。(「はず」というのは単に私が思い付かないだけで若しかしたら存在するのかも、ということです。)上越線でも宗谷本線でも三江線でも、普通列車が存在します。当たり前過ぎて実感が湧かないかもしれませんね。
然し韓国では、日本の普通列車に相当する「通勤列車」や「ピドゥルギ号」が、京元線東豆川~白馬高地間の通勤列車を除き全廃され、全国的に存在する最下位種別は日本の急行列車に相当するムグンファ号となっています。鉄道ではなくバスが公共交通の主役になっているのです。
でもソウルの大型書店(教保文庫)で鉄道の本を探したら1冊たりとも置いてなかったのは流石に驚きました。書店での検索で引っ掛かったのは、KORAILの入社対策本と、絶版で置いてない鉄道時刻表とのみ。KORAILで調べて出てきたからどんな本かと楽しみにして見に行ったら入社対策本。はあ。ここ迄バス社会とは思わなかったなあ……。
 

2.都市部の鉄道(地下鉄・電鉄)とKTX等の優等列車の体系が完全に別
都市部では地下鉄や地上の路線が全て一体の体系になっており、「地下鉄」や「電鉄」と呼ばれています(地上でも「地下鉄」と呼ぶ)。その代わり、例え同じ韓国鉄道公社が運営する路線であっても、地下鉄・電鉄と優等列車との間で乗り換える際には一旦改札を出る必要があり、運賃・料金も打ち切られます。
 

3.新在直通
在来線もKTXと同じく標準軌なので、専用線のみならず在来線にも乗り入れています。
 

 

―韓国語―
駅名を読む際に必要になる基本事項だけを簡単に羅列します。本当に勉強したい方は書籍や他のサイトを当たってください。記事を読む際の必要性は殆ど無いので、飛ばしても大丈夫です。
・「ハングル」と呼ばれる表音文字を使用。(「平仮名語」と言わないのと同様に「ハングル語」は誤り)
詳しいことを一切抜きにしてハングルと片仮名の対応だけ挙げれば以下の通りです。

子音 ㄱ(カ・ガ行) ㄲ(カ行) ㄴ(ナ行) ㄷ(タ・ダ行) ㄸ(タ行) ㄹ(ラ行) ㅁ(マ行) ㅂ(パ・バ行) ㅃ(パ行) ㅅ(サ行) ㅆ(サ行) ㅇ(無) ㅈ(チャ・ジャ行) ㅉ(チャ行) ㅊ(チャ行) ㅋ(カ行) ㅌ(タ行) ㅍ(パ行) ㅎ(ハ行)
母音 ㅏ(ア) ㅐ(エ) ㅑ(ヤ) ㅒ(イェ) ㅓ(オ) ㅔ(エ) ㅕ(ヨ) ㅖ(イェ) ㅗ(オ) ㅘ(ワ) ㅙ(ウェ) ㅚ(ウェ) ㅛ(ヨ) ㅜ(ウ) ㅝ(ウォ) ㅞ(ウェ) ㅟ(ウィ) ㅠ(ユ) ㅡ(ウ) ㅢ(ウィ) ㅣ(イ)

・文字は初声(子音)・中声(母音)の組み合わせで、終声(パッチムとも呼ぶ)として子音が付くこともあります。(例:ㄹ/r/とㅏ/a/で라/ra/、これにㄴ/n/が付くと란/ran/)
・基本的に、漢字1文字に1つの「音読み」が存在。日本で言う「訓読み」は存在しない。
・↑と言っても現在漢字が用いられる場面は極めて限られている。想像以上に漢字が存在しない。路線図上の駅名・停留所名も全部ハングル。頭に入ってこないよぉ

 

 

注 各駅のページには発音記号を掲載しましたが、長音は一切表記していません。これは長音の区別が無くなりつつあること、その流れの中で学んだ私が長音に疎いことが理由です。