京都大学 吉田寮 1

京都大学 吉田寮 1

吉田寮は泊まれます。しかも格安で。騙されたと思って泊まってみてください。あなたの知らない世界が待っています。そして、あなたの知らない世界を、もっと知ってください。

 

只今世間で話題の吉田寮他の訪問先と同様に時系列順に記事を立てようと思っていたのですが、いつまで経っても掲載出来なそうので、取り敢えず吉田寮の記事だけ先に掲載します。

「只今世間で話題の吉田寮」と書きましたが、実は知らないという方のために少しだけ説明。観光はただ行って「すっごーい!」と思うだけでは非生産的で、事前に予習をすることで実りあるものとなる、というのと同じことです。大学はさすがに知ってるけど自治寮って何すかレベルの人を想定して書きます。大雑把なので有識者からは怒られそうですが。


戦前の旧制高等学校(今の大学前半・前期課程)には基本的に自治寮があった。全員が寮に入るのが基本。京都大学の吉田寮はその1つだった。木造の現棟は大正2年(1913)建設。貴重な建築物と言われる1つの所以。(そして取り壊しの口実になる。)
(自治寮……学生が管理・運営 ⇔ 管理寮……大学が管理・運営。寮自治会が(当人達は自主的だと思ってるのかもしれんが)ちょっと動いてるだけの寮は自治寮って言わないからな。)

昔は沢山ありましたが、今や自治寮なんてものは風前の灯火。簡単な話、自治寮が昭和後期に起こった学生運動の拠点となり目を付けられるようになったからです。取り壊し→管理寮へという政策が今も進められています。吉田寮もこの流れに位置付けられるわけです。
関連して、大学のキャンパスに夜遅くまで居ることが禁じられるようになったのも対策の一貫。

但し、吉田寮も(そして熊野寮も)過激派と言われるような集団が立て籠もっているわけでは決してないことに注意。どうもイメージ先行で語られがち。そういう人は片手で数えられる程度らしいし、ほとんどは関わっていません。もちろん、過激派と言われるような人を寮が集めているわけでもなく、そういった人は自治寮に入りがち、というだけです。
(言論の自由が保障される場とかいう話に踏み込むと長くなるなので割愛)

寮が大学と交渉を続けてここまで持ってきましたが、学長・副学長が交替し、強硬策に出始めました。大学が法人化してお金に困り、国の要求に沿うことでお金を貰おうってことなんでしょうね。

平成30年9月末までに退去しろとの命令が下る ←今ここ

問題点
1.大学が話し合いを一方的に拒否し始めた
2.自治が無くなる
3.一方的な見解が大学公式HP等でばら撒かれている
4.「安い寄宿費」や「自治」等の吉田寮の諸利点は、公式発表に基づけば一見維持されるように思える。これは大学が学外の人からの賛同を集めることになり非常に厄介。細かく見れば守られないものは沢山あり、何よりこれをきっかけになし崩し的にどんどん「自治寮としての吉田寮」が無くなるのが目に見えているわけだ。

もっと詳しいことを知りたい人は公式サイトを見てください。


一番最初にも書きましたが、吉田寮は泊まれます。以前は1泊100円、数ヶ月前までは1泊200円でしたが、現在はカンパ制になりました。決まった金額を定めて自治寮に宿泊者を受け入れていることに対して大学が文句を付けたんですって。
カンパのお金は、一例として、吉田寮内の食堂で毎週土曜日夜に開催される「食堂酒場」にも使用されているそうです。行ってみたいとずーっと思っているのですが、いまだ叶わず。

宿泊者はこちらの部屋に通されます↓

京都大学 吉田寮 1
深夜でも宿泊者を物ともせずドンチャン騒ぎが始まるから気を付けような! 宿代わりに泊まるところじゃないぞ!
一緒にドンチャン騒ぎをするのが正解。

京都大学 吉田寮 1
平成8年に火災で寮の一部焼失し、その跡地に「西寮」が新築されました。
内部の写真は撮っていませんが、「建物は新しくても学生の手を経たらやっぱりこうなるのかい!」というのが感想。

京都大学 吉田寮 1
裏門

京都大学 吉田寮 1
裏門から少し入ったところで撮影。

京都大学 吉田寮 1
鶏が居るんだけど(他にももっと動物が居ます)

京都大学 吉田寮 1
お邪魔してます


コッケコッコー

  • 写真の掲載については寮生の承諾を得ています。
  • 平成28年8月24日訪問

(2に続く)