〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)

釜山鎮 부산진 /pusandʒin/ プサンジン

1905(明治38)年に開業した歴史ある駅ですが、2004(平成16)年のKTX開業に伴う運行系統見直しにより、2004年には凡一(休止)を挟んで2駅隣の釜田に旅客扱い機能の殆どを移管し、2005年には全旅客列車通過、2017年には公示により正式に旅客扱い廃止となりました。
こんな街中にある駅が一瞬にして旅客扱い廃止となるのは、日本では中々想像が付きません。仮に例えるとすれば、東海道新幹線開通に伴い大阪駅の旅客扱いを全て新大阪駅に移管して大阪駅は休止、或いは上野・東京ライン開通に伴い上野駅の旅客扱いを全て東京駅に移管して上野駅は休止……というところでしょうか。日本と韓国では鉄道の体系が全く異なるのでぴったり当て嵌まる例は無いのですが、それでもこんな都会の街中の駅が完全に旅客扱い廃止というのは驚きです。但し貨物駅としては現在も非常に重要な役割を担っているようです。

(2019年2月25日訪問)

 

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
駅舎1。駅前は駐車場になっているようです。

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
駅舎2

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
駅舎3

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
駅舎1~3に挙げた建物の左側にも、如何にも駅舎然とした建物が残っているのですが、内部を覗いてみても暗くて良く分からず、駅舎だったのか、それとも付属の建物だったのかは分かりません。現在はレンタカーの事務所として利用されているようです(看板には「釜山鎮駅レンタカー」と書かれています)。

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
上の建物の更に左側から撮影。レンタカーの駐車場になっているようです。駅構内の様子が何と無く分かります。貨物列車も停車しているようです。

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
駅前。都会のど真ん中。

〔韓国〕京釜線 釜山鎮(旅客扱い廃止)
釜山都市鉄道1号線の釜山鎮駅も付近に在り、その出口案内には京釜線の釜山鎮駅の案内が残っています。4番出口のところに「釜山鎮駅(汽車駅)」と書かれています(「汽車駅」というのは長距離列車の駅という意味です)。
簡単に言えば、韓国では近距離列車と長距離列車の体系が一切別なので、京釜線の釜山鎮駅の方は都市内での近距離移動としては利用されておらず、旅客扱い廃止が容易だったのでしょう。この体系の違いが、日本ではぴったり当て嵌まる例が無いとした理由です。


釜山鎮駅の場所はこちら(コネスト韓国地図を使用)

参考にしたサイト
釜山鎮駅 (韓国鉄道公社) – Wikipedia
부산진역 (한국철도공사) – 위키백과, 우리 모두의 백과사전
부산진역(경부선) – 나무위키