〔韓国〕京釜線 沙谷駅
沙谷 사곡 /sagok/ サゴッ
個人的な韓国のおすすめの駅ランキングで1位2位を争うくらいおすすめです。
駅周辺は商店が立ち並ぶふつーーの繁華街で、夜でも灯りが眩しいような通りから1本入ったところにこの沙谷駅があるのですが、駅への路地に入った途端急に灯りが少なくなり、人気も疎らに。良く見てみると、正面にはやたらと幅の広い階段と、古めの施設の入園ゲートのような建物。さっきまで極一般的な韓国の繁華街だったのに、別世界に迷い込んでしまったかのよう。何とこの駅、都会の真っ只中にあるにも関わらず、1日に下り3本・上り2本の計5本しか停車しません。近距離輸送を鉄道が担わなくなった韓国では、こういう駅も珍しくないといえば珍しくないのですが、日本では中々お目に掛かれないので新鮮です。
階段を上り、無人駅であることを確認し一安心。さてホームの探索へ……と思ったらフェンスの扉が閉まっていて入れません。どうしたらいいのかと思って案内を読んでみると、扉横のボタンを押して隣の亀尾駅に連絡して開けてもらうシステム。あー……これじゃあ結局列車発着前後しかホーム上がれないじゃん……。とはいえ、こういうシステムを見るのは韓国でも初めて。面白い。
ベンチも無い中ぶらぶらして時間を潰していると、私以外誰も居なかった駅に、人が集まり始めました。1日上下5本しか無い無人駅を使う人なんかそうそう居ないと踏んでいたのですが、結局若い人を含め10人ほどが一緒に乗車することとなりました。びっくり。
一番初めにボタンを押して亀尾駅と連絡取るか、せめて連絡を取っている様子を見るぞと意気込んでいたのですが、列車発着に合わせて連絡が無くても開錠しているようで、誰も連絡を取っていないのに、扉前で待っていた利用者が扉を開けてぞろぞろと入っていきました。残念……。
尚、大邱広域鉄道(電鉄)開通のために、2020年4月10日から全列車通過、11日に新駅舎着工となったそうです。(参考1・参考2)
駅舎
駅名標1(トリミング済み)
駅名標2。역(駅)まで入った看板は、当駅のこの1枚しか見たことがありません。
ホームへの扉
扉の左側。以前はちゃんと駅舎として建っていたようですが、現在は骨組みを残すのみとなっています。
扉の右側。
駅構内
釜山方
ソウル方
駅前
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