中国鉄道旅行記2020 4日目
2020年1月11日(4日目)
10日から15日までの4泊5日間はガイド付きのチベット旅行のため、鉄道旅行記と言いつつ鉄道要素は皆無。
ホテルでの朝食。ツァンパ(麦焦がし)やバター茶等々、チベット料理の揃ったバイキング。朝だからか、モーモー(蒸し餃子)やシャパレ(肉入り揚げパン)のような重めのものは無かったが。
まずは世界遺産のポタラ宮(ཕོ་བྲང་པོ་ཏ་ལ། ‾photraɴ ‾potala)へ。ポタラ宮は1695年頃に完成した歴代ダライ・ラマの王宮で、宗教・政治の中心機構だった(日本大百科全書より)。
語彙不足なだけだが、ただただ感激。行かないと全く伝わらないので、是非行ってみてほしい。
ポタラ宮から南西方向。左に見えるのがポタラ宮広場と西藏和平解放纪念碑(チベット平和解放記念碑)。右に見えるのがチャクポ・リ(薬王山)。中央奥に見えるのが、ラサ川対岸のラサ駅附近に建設中の新市街地。
ポタラ宮から北東方向。旧市街地が広がる。
三輪タクシーでパルコル附近へ。いい選択をしてくれるじゃないかガイドさん。しかもお金はいいと言われた。
次は昼食ということで付いていくと、路地に入り、更には雑然としたマンションの中へ。
これだよこれ!! こういうとこ行きたかった!! ガイドさん分かってる!!
というかこんなところに飲食店があるのか??と思ったのだが、2階の廊下の曲がり角にルグチベット辛麵(ཀླུ་སྒུག་བོད་ཐུག་ཁ་ཚ། `lukuu ^phöötuu ‾khatsa / 鲁古藏面)という店があった。
モーモー、トゥクパ(チベット風うどん)、ミルクティーと、チベットで食すべき料理のフルコース。
初めて1人で来たら、この店どころかマンションの敷地をちょっと覗いて終わりだったかもしれない。観光名所パルコルの飲食店ではなく、こうした住民の方が利用している(のかは知らないが)店に連れていってくれるとは、ガイドさん優秀過ぎる。
というわけで、こうしたお店も普通に利用出来るので、ラサへ行く方は是非ちょっとだけ勇気を出して入ってみてほしい。
検査所を通ってパルコル(ジョカン寺の周囲の巡礼路)へ。
絶賛警備中。屋上にも居るようだ。
パルコルに在る、世界遺産のジョカン寺(ཇོ་ཁང་། ´tyhokaɴ / 大昭寺)。正確には本堂がジョカン寺(写真下)で、それを取り囲むのがトゥルナン寺のようだ。
余り写真を撮るのも良くないが、ジョカン寺の前では大勢の人が五体投地をしていた。
ジョカン寺の見学を終えると、今日のガイドはここで終わりということで、1人になった。ガイド無しでもいいのだろうか?
か…………かわいい…………!!
パルコル内の清政府驻藏大臣衙门旧址陈列馆。無料で入れる。見学していると迷彩服を着た警察の集団が巡回に来たので、外国人が1人で居るのがバレるとまずいと思い、退散した。
パルコルの様子。全員時計回りに歩いている。盲目の人が袋を持って歩いていることも多く、また袋にお金を入れていく人もちゃんと居る。せっかくなので私も入れてみた。
因みに、正面に見えるのは拉萨市八廓古城公安局。
私が見た限りではあるが、チベットは野犬が多い。とはいえ別に嚙んでくるわけでもなく、また地元の人は完全無視している。
迷彩服を着た武警はまともに仕事をしているのだが、パルコル内のテントに駐在している警察・警備員は余りやる気が無いようで、大体左上の人のようにスマホを弄ったり寝たりしていた。まあ、休憩中なのかもしれない。
迷彩服を着た武警が巡回中。しかも巡礼の方向と逆の反時計回りに。
途中、パルコルから間違って出てしまったのだが、検査所で
私「ガイドが中に居るので入れてくれ」
入口の係員「検査して」
私「今ガイド居ないしパスポートなんだけど検査通っていい?」
検査係の兄ちゃん「いいよ」
私(パスポート提示)
検査係の兄ちゃん「日本人?」
私「はい」
検査係の兄ちゃん「1人?」
私「中にガイドが居るので(大嘘)」
ということで入れた。珍しかったのか、パスポートを見ながら笑顔で聞いてきた。普通に外国人1人でも入れそうだな……と思って翌日試してみたら入れた。
夜ご飯は藏炒面(18元≒290円)とバター茶(10元)。